• ホーム
  • 性感染症の一種のクラミジアの潜伏期間は一週間以上ある

性感染症の一種のクラミジアの潜伏期間は一週間以上ある

病原体

性器クラミジアに感染すると、病原体は増殖を開始して数を増やします。病原菌が増殖して一定の数に達すると、体の免疫細胞が攻撃を開始して炎症が発症します。感染直後は病原菌の数が少ないので、炎症などの初期症状が出るようになるまでにしばらくの間は無症状の潜伏期間が続きます。

クラミジア菌は増殖のペースが非常にゆっくりしているという性質があり、約3日ごとに細胞分裂をして増殖します。このため最初に感染してから発症するまでの潜伏期間が長く、1週間~1ヶ月ほどかかります。潜伏期間の長さは個人差があり、中には1ヶ月以上も症状が出ないケースもあります。このように潜伏期間が長いと、感染経路を特定することが難しくなります。

クラミジアは病原菌に感染してから初期症状が発症するまでの潜伏期間が長いという特徴を持っていますが、自覚症状が出ていなくても他の人に病原菌をうつす恐れがあります。潜伏期間中に自分がクラミジアに感染していることに気づかずに性行為をすることで、多くの人に病気をうつしてしまうケースが少なくありません。感染してから発症するまでの潜伏期間が長いことも、クラミジア患者の数を増やしてしまう原因のひとつです。

初期症状を発症して自覚症状が出るまでは自分で病原菌に感染していることに気づくことは難しいですが、検査を受けることで早期に発見することが可能です。発症前に見つけて早めに治療を開始すれば飲み薬だけで簡単に治すことができますし、体へのダメージが少なくて済みます。

病院に行けば発症前の潜伏期間中でもクラミジアの検査を受けることができますが、病原菌の数がある程度の数に達していないと検出できません。このため病院で検査を受ける場合は、性行為などのようにクラミジアの感染機会が起こってから1週間程度あけるようにしましょう。

ちなみにクラミジアの病原菌は増殖のペースがゆっくりしているので、治療期間についても長くなってしまいます。初期症状の段階の性器クラミジアであれば錠剤タイプの抗菌薬を服用して治療をしますが、完治するまでに必要な期間は約2週間です。抗菌薬を飲めば体内の病原菌の数が減少しますが、治療期間後も僅かに病原菌が残っていると再発する恐れがあります。再発を防ぐために、長期間にわたり抗菌薬を服用し続ける必要があります。治療期間が終わったら、もう一度検査を受けて体内に病原体が残存していないことを確認しなければなりません。